図書館司書 実習

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図書館司書の実習

大学の図書館司書課程の中には実習もあります。実習を希望する際は、まず受け入れ施設を見つけなければいけません。どのような施設を選ぶかは、大学を選ぶのと同様に、自分の関心と照らしあわせて、慎重に行う必要があります。

 

しかし、実習図書館の選択関しては、少々複雑な部分もあります。図書館司書の資格取得するための図書館実習の内容は、現在、特に指導要綱のようなものが設けられている訳ではなく、施設、そして担当司書によっても様々です。

 

実習の単位認定に関しては、現在、主に期間中の実習態度と日誌などによって図書館司書が判断している場合が多いですが、実習を図書館司書としての大切な経験を得る機会だと考えると、内容がそれぞれ違うにも関わらず、一定の単位を与えるというのは少々問題ではないか、と思うのは私だけでしょうか。

 

実習の背景には、受け入れ図書館側の態勢、大学側の姿勢、そして学生の意向などが複雑に絡み合っています。受け入れ施設側としては、多忙な司書業務の中で司書が実習に関わる業務に対応できる時間は、どうしても限られてしまいます。

 

学生に開かれた門戸はそんなに広くなく、受け入れ体制も万全とはいかないのです。また実習を希望する学生を多数抱える大学側としては、可能な限り多くの実習生を図書館に送りたいと考えています。そのような多数の学生に対して、図書館と司書が本当に満足のいく実習プログラムを組み、実施することは簡単ではありません。

 

一方で、学生の中には、「司書資格でも・・・」という軽い気持ちで受講する人も少なくありません。司書の立場としては、そのような学生に貴重な時間を割かなければいけないのは、内心ではやりきれない気持ちがするものです。

 

実習希望者は、このような事情も頭に入れて、実習を自分にとって内容的にも充実してものにするために、実習図書館を調査し、いくつかの希望図書館を決めて、受け入れの可能性を探ることをおすすめします。

 

調べるポイントは2つあります。まずは、自分の関心のある領域をカバーしているかどうか。2つ目は、実際にどのような実習内容が施設で実施されるかです。前者に関しては、施設の概要を調べたり実際に訪問してみればある程度は分かるでしょう。後者の調査は、図書館で働く司書に直接内容を聞いてみてもいいだろうし、そこで実際に実習を行った学校の先輩や同僚の経験を聞くのも役立ちます。